エンディングノート

認知症などで判断能力が低下した時のために、アレルギーや持病、薬などの情報についても書いておきましょう。

そして、延命治療を希望するかどうかも書くのもご家族のため。延命治療は家族に難しい判断を強いることになるので、書くだけでなく話し合いもしておくほうがよいかもしれません。その他、臓器提供についても意思を書いておくと良いと思います。

【書き方例】

• 延命治療　希望する・希望しない
• アレルギーの有無　（そば、落花生、キウイなど）
• かかりつけ医
• 常用薬
• 臓器提供　する・しない

ここで注意しなければならないのが、「エンディングノート」と「遺言書」は異なるということです。

エンディングノートとはあくまでも人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノートであり、遺言書は被相続人の財産処分について法的効力のある書面です。

そのため、遺言書には作成方法や記載内容について法律上のルールがあります。

このルールに則って作成しないと、法的効力は失われます。

一方、エンディングノートは基本的には法的効力のあるものではありませんので、このようなルールもなく自由に書くことができます。

もし、エンディングノートとは別に遺言書がある場合は、混乱を避けるために、その旨を記載しておくことをおすすめします。

【遺言書・書くこと例】

• 遺言書の有無
• 遺言書の保管場所
• 遺言書の種類（自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言】